友達のFranciscoはオペラ歌手です。かなり有名な人なので、日本でも知っている方も多いかもしれません。彼はメキシコ人ですが、今はミュンヘン郊外の素敵な家に家族と一緒に住んでいます。チューリッヒにも大きなお家を持っています。
2年前の夏ごろ、ミュンヘンに行ったときのことです。私はフルートを買いに行ったのですが、ついでにクラウディオ・アリマニーの、ランパルから受け継いだ金のフルートの修理もそこのお店でやってもらうように頼まれていたので、(このことはまた別のブログで書きたいと思います)たまたま休暇中のFranciscoと待ちあわせてお茶を飲むことにしました。
私は修理の終わったフルートを引き取って、待ち合わせの場所に行きました。
私の前に現れた彼は、こんないでたち。

相当くたびれたTシャツとジーパン。
コーヒーよりお茶を飲みたいと言う私の希望を聞いて、何軒かカフェを回ってくれました。ミュンヘンって皆コーヒーを好むようで、おいしい紅茶が飲めるところを探すのは難しいらしい。それで最後はケンピンスキーホテルのロビーのカフェに入りました。
ケンピンスキーホテルはオペラハウスの近くにある、ミュンヘンでも超豪華なホテルです。私はごく普通の服でしたから、こんな格好でもいいかしら?と心配になったのですが、もっとラフな服装のFranciscoは全然気にかけることなく、どんどん入って行きました。
その日はこれからオペラがあるので、正装した人たちで一杯でした。それも、タキシードやロングドレスの人がかなりいます。
以前は正装した人たちは年配者が多く、結構でっぷりした人が多いという印象だったのですが、周りにいる人たちは皆すらりとした美男美女ばかり。気後れしてしまいます。
Franciscoはそんなことはまるで気にならないようです。そうよねぇ、普段見慣れているわけだし...いつもは彼がそういう人たちの前でステージにいるんだし...
ウェイトレスに2人分紅茶を注文しました。ウェイトレスはとても感じが良くて、私たちを別段変な目で見るようなことはもちろんありませんでした。
お茶は一人一人銀のトレーに、不思議な形のティーポットに載せられて出されました。ポットは横にするとお湯がお茶の葉を浸すようになっていて、ティーカップで3倍くらいはたっぷりありました。添えられたクッキーもとてもおいしくて、ゆったり紅茶を飲むことが出来て幸せでした。
帰り道で、かわいらしい壁画の描かれている家の前を通りました。建物の下には三越が入っています。ちょっと素敵だったので、写真を撮らせてもらいました。

「この建物の中の一軒が売りに出たんで、買おうと思ったんだよ」
彼は説明しました。その建物の前には有名なビアホールがあります。この前来たとき、彼の家族と一緒に食事した老舗のレストランも...
「でも、奥さんが、このあたりは酔っ払いが多いからやめろって言うんだよ」
ドイツ人もスイス人も、結構酔ってわめき歩く人がいるんじゃないでしょうか。チューリッヒでも、行くたびそういう人のおかげで眠れないことがよくあります。私の滞在しているホテルもこの近くですから、夜中にお酒に酔ってさわぐ声をよく聞きます。ビアホールやバーのそばは住むにはあまりよくないでしょうね。
「それは奥さんの言うこともっともだと思うわ」
そう言うと、彼は、やっぱりね~、と言う顔をしました。
愛車のポルシェに乗り込むと、Franciscoは去って行きました。

彼の名誉のために、ステージに立ったときはこんな風、と言う写真を載せておきましょう。

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2年前の夏ごろ、ミュンヘンに行ったときのことです。私はフルートを買いに行ったのですが、ついでにクラウディオ・アリマニーの、ランパルから受け継いだ金のフルートの修理もそこのお店でやってもらうように頼まれていたので、(このことはまた別のブログで書きたいと思います)たまたま休暇中のFranciscoと待ちあわせてお茶を飲むことにしました。
私は修理の終わったフルートを引き取って、待ち合わせの場所に行きました。
私の前に現れた彼は、こんないでたち。

相当くたびれたTシャツとジーパン。

コーヒーよりお茶を飲みたいと言う私の希望を聞いて、何軒かカフェを回ってくれました。ミュンヘンって皆コーヒーを好むようで、おいしい紅茶が飲めるところを探すのは難しいらしい。それで最後はケンピンスキーホテルのロビーのカフェに入りました。
ケンピンスキーホテルはオペラハウスの近くにある、ミュンヘンでも超豪華なホテルです。私はごく普通の服でしたから、こんな格好でもいいかしら?と心配になったのですが、もっとラフな服装のFranciscoは全然気にかけることなく、どんどん入って行きました。
その日はこれからオペラがあるので、正装した人たちで一杯でした。それも、タキシードやロングドレスの人がかなりいます。
以前は正装した人たちは年配者が多く、結構でっぷりした人が多いという印象だったのですが、周りにいる人たちは皆すらりとした美男美女ばかり。気後れしてしまいます。
Franciscoはそんなことはまるで気にならないようです。そうよねぇ、普段見慣れているわけだし...いつもは彼がそういう人たちの前でステージにいるんだし...
ウェイトレスに2人分紅茶を注文しました。ウェイトレスはとても感じが良くて、私たちを別段変な目で見るようなことはもちろんありませんでした。
お茶は一人一人銀のトレーに、不思議な形のティーポットに載せられて出されました。ポットは横にするとお湯がお茶の葉を浸すようになっていて、ティーカップで3倍くらいはたっぷりありました。添えられたクッキーもとてもおいしくて、ゆったり紅茶を飲むことが出来て幸せでした。
帰り道で、かわいらしい壁画の描かれている家の前を通りました。建物の下には三越が入っています。ちょっと素敵だったので、写真を撮らせてもらいました。

「この建物の中の一軒が売りに出たんで、買おうと思ったんだよ」
彼は説明しました。その建物の前には有名なビアホールがあります。この前来たとき、彼の家族と一緒に食事した老舗のレストランも...
「でも、奥さんが、このあたりは酔っ払いが多いからやめろって言うんだよ」
ドイツ人もスイス人も、結構酔ってわめき歩く人がいるんじゃないでしょうか。チューリッヒでも、行くたびそういう人のおかげで眠れないことがよくあります。私の滞在しているホテルもこの近くですから、夜中にお酒に酔ってさわぐ声をよく聞きます。ビアホールやバーのそばは住むにはあまりよくないでしょうね。
「それは奥さんの言うこともっともだと思うわ」
そう言うと、彼は、やっぱりね~、と言う顔をしました。
愛車のポルシェに乗り込むと、Franciscoは去って行きました。

彼の名誉のために、ステージに立ったときはこんな風、と言う写真を載せておきましょう。

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